本日はダイブトレーニングを兼ねて外房の勝浦に行って参りました。
このところの1~2週間の沿岸各地では春嵐ほどの凄い風の日が続きましたが本日は陽気は曇りで穏やかな海況
勝浦鵜原地区の砂岩積は昔は海底、砂や岩が隆起して地層が陸上出てきたもの削ると海底生物の化石も出ます。また自然界の波や風化による浸食から地球の歴史を感じます 堆積した黒い線上の土砂?または火山灰?縦ずれした断層がモニター出来る興味深い探求エリアでもあります。
船を沖に走らせますと・・・水面の
濁りが沖に進むほど強くなる様な感じ・・・
エントリー致しまして潜降して参りますと緑色掛かった濁りの海でした。水底の25M付近の砂地と岩場境まで深度を下げてみましたがあまり変化ありません。通称「春濁り」の貴重でミステリアスな体験が出来ました。このような暗い潮はこの勝浦エリアに限った事ではなく関東全域の地球規模的の事ですから・・・このような不良視界潜水のダイブを十二分にお楽しみになる為には、、あとはあなたの腕次第!!・・・・ 結果U/Wナビ・バディーコンタクト・水中コミュニケーションスキルをより正確に実施して頂きまして皆様ナイスなダイブで御座いました。 \(^o^)/
水底の砂地とオーバーハングした岩礁を根沿いに進みます。
しっかり深度にてのダイビングですのでディープ&シャローストップを含む4段階ストッピング浮上◎
インターネットにて衛星水温と海流を調べてみましたら紀伊半島方面から北上する黒潮(暖流でプランクトン豊富な濃紺的な海水)津軽海況から南下する親潮(寒流で冷たい水温でグレー又はグリーン的な海水)通常は列島に沿って進み千葉の犬吠埼沖(銚子沖)にて暖流と寒流が合流するのが一般的です。只今は、黒潮南蛇行して八丈島の南側を通過してまして、親潮に押され気味な近海の海です。このての潮は一時的ではありますが透視度を低下させる傾向があります。
ボートダイブにての沖合いは潮の関係でしょうか珍しくご覧のようにニゴニゴの海でしたが岸に近い浅瀬は透明度は良く ここからはビーチダイブで課題の実施と探求ダイブの展開です。
ご覧のような沿岸域の透明度の良好なビーチエリアにてダイブ
志村ビーチのイケスから水路を通り沖合の潜水エリアに進みます。
水中のブイには「ギンポ君」います。
海藻がお生い茂った海中
海藻に付近に広がりお茶葉を散らかしたように見える事から名前が付いた「チャガラ」がたくさん
複数のライン引き込み課題からスタート ビーチは深度が10M程度と浅いために南方位にフィンガースプール連結約60M引き込みます。
ここからは役割交代にて正確に6M深度にSMBにて座標設定
しましま柄が印象的な可愛らしい「キヌバリ君」
クサフグ君
恐らく昨晩に脱皮したと思われます。伊勢海老の脱皮したての抜け殻
カワハギ君やサラサエビ君なども応援してくれてるようかのようです。
アオウミウシのチビチャンが二つ
などウミウシも結構いますね。
ストッピングフォーメションにて4段階指定深度とタイムキープ。ダイブトレーニング後半戦に突入。
水路を通り、生簀のEXエリアに戻ります。
本日はご参加頂きまして誠にありがとうございました。
本日はEFR(エマージェシー・ファースト・レスポンス)コースの展開でした。
CPRを含む一次ケア及び二次ケアの
応急処置理論学習・実習が主なコース内容
適圧にての30回の胸部圧迫と2回のフル呼吸のサイクルは運動量も多いのも現実ですが行動が早いと蘇生率も向上して成果が出やすくなります。「GANBA!」
フリーフロータイプの酸素吸入は鼻・口とマスクのシールとゴムテンションのかけ方が大切。
気道閉塞や妊婦・肥満の方のCPRの胸部圧迫や腹部スラストもテクニック的なコツを得ますと意外と簡単な上に効果が高確率にて発揮することが学会にて発表されました。
二次ケアでは現状良く使われる「バイタルサイン」のアベレージチェックにてほぼ全体的な「病気の評価」が出来ます。
コースは勿論 PADI EFRマニュアルを軸の展開で実施して参ります。また補助教材にBLS理論日本語版を並行利用することによりコース開催後のさらなる自立FAスキルレベルの確立を目指します。
本日はEFRコースの初のご参加ありがとうございました。
消防署・日本赤十字社・医療業界などの数々の応急法を経験
しての後のご参加が多いのもPADI EFRコースの特徴のようです。
(いずれの団体に致しましても二年間の資格有効です)
また2年後のアップグレードコースのご参加お待ちいたしております。
今日は西川名において水中ガイディングトレーニング及び水中の根回りを含む地形的相互関係の熟知の為のインストラクター資格所持者方達の勉強会の展開でした。
沖合に立派な根回りがある西川名沖、潮流も強く掛かることが有るポイントだけにダイビングツアー実施の際の安全のための水中コントロール法も合わせてトレーニング。ボートも潮流が強い場合の対応を想定した理想的なラインシステムを構築設営されたダイビングボートです
特に今回は事前に現地DCで海を熟知したベテラン指導員の寺本さんにお願いいたしましてガイディングトレーニングプログラムダイブの実施です。
いよいよスタートです。春濁りの全く無い18℃と
高水温暖流の青い素晴らしい海が待ってました。
沖合のAブイ&Cブイに係船V字谷の連山離れ根・トク根また東側のピナクル岩やメバル谷そしてドリフトチャネルラインへダイブ開始。どうぞ皆様本日もよろしくお願いいたします。
メバル谷を進みます。
キンメモドキの群れが広がります。
チャネルに入る追い潮に押されて進みます。
ピナクル岩をサイドに見てCブイ係船ボートに向けリターン
V字谷の立ち上がった谷間。
潮流によるチャネル効果もあり生物がたくさんのエリアです
大きなイシガキフグが居ました。
またウミガメも出没!
西川名では立派な根回りが続き、
根にはモロコが居付き多数ウォチング出来ます
全体を通してあちらこちらに沢山の「ハリセンボン」をウォチング。
産卵期に突入したのでしょうか?1匹のメスに沢山オスがラブコールとアプローチ 只今は選択中の御姫様状態でした。
V字谷のほぼ中央の岩にアイドル?
「コケギンポ君」が・・ここにいるとは知らなかった!
西川名の人気物のたくさんのヒゲダイの群れ
潮に立てて壁際にて流れてくる餌を待ちます。
根付きの魚の場合いかに動かず体力を使わず外敵から体を守り 効率よく縄張りにて捕食活動が出来るのかが生死をかけて生き抜く技となり子孫を次の時代に残すかが決まります。体が大きいのは生後期間にもよりますがたいていの場合は捕食量に比例いたします 従いまして体が小さいものは餌が少なく 大きい物は捕食量が多いと考えられ大型ほど縄張りを主張出来ると考えられてます。
V字谷、ここに居れば餌には困らない。
はぐれ雄が一匹!
大きなコロダイもあちらこちらに沢山モニタリング出来ます。
リングに泡を通過させる・・・お見事です。
2ダイブ内容の濃いとても勉強になったダイビングでした。
寺本さんから本日のダイビングの説明と地理関係の案内中の一コマ
また見どころや潮流が激流の際のショートカット・係船ブイに戻るナチュラルナビゲーションのコツなどプロフッショナルスキルを伝授して頂きました。本日はとても有益な研修ダイブとなりました。心より感謝いたします。
そしてダイブ終了後は地元のお魚料理店にてお食事会です。
本日は皆様のご参加大変お疲れさまでした。